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モティバ豊胸とは?
モティバ豊胸とは、Establishment Labs(ESTA社)が開発したシリコンインプラントであるMotiva®(モティバ)を用いた豊胸手術のことを指します。
モティバは現在、
- 自然な触感と動き
- 高い安全性
- 世界的に豊富な使用実績
を背景に、国内外のシリコンインプラント豊胸における主流の選択肢となっています。
モティバの最新シリコン『エルゴノミクス2』とは?
(ラウンド型・アナトミカル型からエルゴノミクスへの進化)
モティバのシリコンインプラント『エルゴノミクス』や最新の『エルゴノミクス2』(モティバ2とも呼ばれている)はいったい何がすごいのでしょうか?
それはシリコンの歴史を大きく進めた(進化させた)ことにあります。
【シリコンインプラント形状の歴史】
①ラウンド型とアナトミカル型の時代
かつてシリコンインプラントは、主に以下の2種類が使われていました。

ラウンドタイプ
- 円形(お椀型)
- デコルテのボリュームが出やすい
- 体位による形の変化が少ない
アナトミカルタイプ(涙型)
- 下方にボリュームを持たせた雫型
- 立位では自然に見えやすい
- 回転ズレや硬さが問題となることがあった
②エルゴノミクスの誕生
(体位で形が変わるという発想)

これらの問題を解決するために登場したのが、モティバ・エルゴノミクス(MOTIVA Ergonomics®)です。
エルゴノミクスは、
- 仰向けではラウンド型のように丸く広がり
- 立位では自然に下へボリュームが移動し、雫型(アナトミカル)に近づく
という、生体に近い動きを示します。
③エルゴノミクス2でさらに自然に
モティバ・エルゴノミクス2は、
- 体位変化への追従性向上(さらに自然な動きに)
- シェル・ジェル構造の最適化(さらに柔らかく)
- 長期使用を想定した品質管理
が行われた改良モデルで、現在の美容外科ではこちらが主流です。
モティバインプラントのサイズ・形状(自分に合うのはMINI?DEMI?)
モティバインプラントを選ぶポイントは、は「何cc」 のような大きさ(容積)だけでなく、直径や形状(厚み)の違いをよく理解して、自分の身体に合ったインプラントを選択することが大切です。
モティバインプラントは以下の4つの形状があります。
- MINI:最も薄型。控えめで自然なバストに(1.5~2カップUPにオススメ)
- DEMI:自然さとボリューム感の両立(2.5~3カップUPしたい人にオススメ)
- FULL:デコルテのボリュームを重視(しっかり3カップUP以上したい人にオススメ)
- CORSE:最も丸いタイプ。とても大きなバストを求める方にオススメ
※モティバ・インプラントのESTA社より直接提供いただき、許可を得て添付しています。
体格・胸郭・乳腺の厚み・希望に応じて決定しますが、一般的に痩せ型で皮下脂肪のうすい方に厚みのあるシリコンを入れると、シリコンの輪郭が目立ちやすくなる傾向にあります。
それを回避するにはデュアルプレーン法やハイブリッド豊胸なども考慮する必要があります。
(痩せ型の人でも自然に3カップUPが可能なデュアルプレーン法とは?)

施術内容:シリコン豊胸術(デュアルプレーン法)モティバ・エルゴノミクス2 360cc DEMI(デミ)
リスク:内出血、血種、感染、拘縮、痛み、傷口の赤み・硬さ・突っ張り・色素沈着・インプラント関連巨細胞性リンパ腫、乳房皮膚の知覚低下・過敏・左右差・シリコンの触知
費用:1,595,000円 ※モニター割引あり、全身麻酔 220,000円、シリコン費用 198,000円
モティバインプラントの安全性
モティバインプラントが世界中で多く使用されている理由には、『エルゴノミクス』以外に以下のような優れた安全性に関する特徴があるからです。
SmoothSilk® SilkSurface(スムースシルクサーフェイス)
モティバ独自の表面構造で、
- 強いテクスチャーではない
- 完全なスムースとも異なる
というシリコン表面形状におけるスムースタイプとテクスチャードタイプの中間的な性質を持ちます。
これにより、
- 被膜拘縮リスクの低減
- 組織への過度な刺激の抑制
が期待されています。
これはバストの「美しさ」の問題だけでなく、「安全性」の追求です。
BIA-ALCL(乳房インプラント関連未分化大細胞性リンパ腫)という疾患が注目され、特に表面が粗いタイプ(テクスチャードタイプ)のシリコンインプラントの安全性への懸念が高まる中、モティバインプラントは、スムースシルクサーフェイスの安全性により日本国内でも2022年より医療機器として承認されている製品です。
マイクロチップ(Qid® Qinside®)について
モティバインプラントには、マイクロチップが入っている製品と入っていない製品があります。
製品情報を体外から識別できる安全システムですが、日本国内ではマイクロチップを読み取る専用機器が流通していないため実用性は限定的です。
ロシッククリニック銀座では現在、原則としてマイクロチップが入っていない製品を使用しています。
(ただし、マイクロチップは安全性の高いもので、検診などへの影響も限定的と報告されていますのでご安心ください)
MOTIVA®公式HPよりマイクロチップのMRI検査への影響について
ロシッククリニック銀座におけるモティバ豊胸の特徴
モティバ豊胸において、最新のシリコンインプラント「エルゴノミクス2」を使用することは、確かに重要な要素のひとつです。
しかし、それ以上に重要なのは「どのインプラントを、どの層に、どのように入れるか」という手術そのものの設計、そして執刀医の経験と判断です。
同じモティバ・エルゴノミクス2を使用しても、
- 乳腺下・デュアルプレーンなどの挿入層の選択
- 剥離範囲の設計
- 左右差・将来変化を見越したサイズ選択
によって、仕上がりや長期的な満足度は大きく異なります。
つまり、「最新のシリコンを使っている=良い結果」ではありません。
ロシッククリニック銀座では、
- 最新世代のモティバ・エルゴノミクス2を採用
- 日本の医療環境に適したマイクロチップ無しモデルを選択
- 各種サイズ・プロファイルを常備
した上で、一人ひとりの体型・乳腺・将来変化を考慮した手術設計を行っています。
インプラントありきではなく、「10年後、20年後も不自然にならない胸」を見据えた豊胸を重視しています。
関連コラム・特設ページのご案内
モティバ豊胸を正しく理解するためには、シリコン豊胸全体の基本的な考え方を知ることも大切です。
▶︎ 関連コラム
▶︎ ロシッククリニック銀座 豊胸特設ページ
手術方法・症例・費用について詳しく解説しています。
ロシッククリニック銀座
シリコンバッグ豊胸(完全直視下法による豊胸術)
最後に
モティバ・エルゴノミクス2は、非常に完成度の高いシリコンインプラントのひとつです。
ただし、最終的な仕上がりと満足度を決めるのはインプラントではなく、医師のデザイン・設計力と技術・経験です。
納得のいく豊胸のために、ぜひ「インプラント」だけでなく「誰に手術を任せるか」にも目を向けてください。
(FAQ)モティバ豊胸に関するよくある質問
モティバ豊胸は何年もちますか?
一律の寿命はありません。
以前は10年で交換が必要ともいわれていましたが、現在の米国FDAの考え方においては問題がなければ交換せずに長期使用することも可能とされています。
ただし、定期検診は必要です。
マイクロチップは必要ですか?レントゲンに映ったりしますか?
日本国内では読み取り環境が整っていないため、必要ではありません。
マイクロチップは亜鉛・ニッケル・銅などの金属を含むため、レントゲンなどの検査には映りますが、検査自体への影響は限定的です。
アナトミカル型のシリコンはもう使われていないの?
美容目的ではあまり使用されていません。
乳がん術後の乳房再建では現在も使われています。
マンモグラフィ検査は受けられますか?
可能です。
検査時にインプラントが入っていることを伝えることで、適切な撮影が行われます。
参考▼