マミーメイクオーバーとは、産後の体系変化(バストの下垂・お腹のたるみ・ヒップの変化など)を整える治療です。
2児の母でもある形成外科専門医が原因別にわかりやすく解説します。
Contents
マミーメイクオーバーとは?
マミーメイクオーバーとは、妊娠・出産・授乳によって変化した体型を、複数の施術を組み合わせて整えるボディコントアリング治療の考え方です。
バスト・お腹・ウエスト・ヒップなど、産後に変化しやすい部位をまとめてケアするのが特徴です。
マミーメイクオーバーは単なる美容整形ではなく、海外では「出産後の身体を元に戻すための医療」として広く認識されています。
「体重は戻ったのに体型が戻らない」理由
- 体重は戻ったのにお腹だけぽっこり
- バストがしぼんでハリがなくなった
- くびれがなくなった
- 後ろ姿が変わった気がする
このようなお悩みはとても多くあります。実はこれらは、単なる「体重変化」や「脂肪」の問題ではありません。
産後の身体では、
- 皮膚や靭帯の伸び
- 脂肪のつき方の変化
- 筋肉のゆるみ
といった体の構造そのものの変化が起きています。そのため、ダイエットや運動だけでは元に戻らないことも多いのです。
部位別|産後の変化と治療
①バストの変化
産後・授乳後にバストがしぼむ・垂れるのはなぜ?
妊娠・授乳中は乳腺が発達し、バストは一時的に大きくなります。しかし授乳が終わると、そのボリュームは自然に減少します。
このとき問題になるのが、伸びた皮膚だけが残ること。さらに、
- バストを支える靭帯(クーパー靭帯)のゆるみ
- 皮膚のハリの低下
が重なることで、バストは“しぼんで垂れる”状態になります。
残念ながら、これらの変化をトレーニングなどの努力だけで改善することは難しいです。
治療方法
産後のバスト治療では、「大きさ」だけでなく、形と位置を整えることがとても重要です。
→ 減ったボリュームを補い、ハリを取り戻す

施術内容:シリコンバッグを用いた豊胸術に自身の脂肪を使用した脂肪注入豊胸をプラスしてより自然にバストアップ
リスク:内出血、血種、感染、偽関節、骨過形成、治療部位の段差、左右差、気胸、血胸、皮膚の熱傷
費用:1,078,000円(税込)〜※モニター割引あり、全身麻酔 220,000円、シリコン費用 198,000円
乳房挙上術(マストペクシー、バストリフト)
→ 余った皮膚を取り除き、バストを持ち上げる
ロシッククリニック銀座
乳房挙上術/乳房吊り上げ術 (乳房縮小術・マストペクシー)
下垂が強い場合は、豊胸と挙上を組み合わせることで、自然で美しいバストラインを作ることができます。
② お腹の変化
産後のお腹の変化に悩まれている方は多いのではないでしょうか?
産後ダイエットして体重が戻ったのに「ぽっこりお腹」が戻らない原因は、実は「脂肪だけ」ではありません。
産後のお腹の悩みは大きく3つに分かれます。
- 脂肪
- 皮膚のたるみ
- 筋肉のゆるみ
この見極めがとても重要です。脂肪が原因の場合、
- 下腹だけぽっこりしている
- ウエストに厚みがある
これらの多くは体重を戻すことで改善しますが、産後に限らず、加齢により皮下脂肪のつきやすい部位も変わるので、「下腹部の脂肪だけ落ちない」といった場合もあります。
そのような方には「部分やせ」目的に脂肪吸引を行うことで、すっきりとしたラインを作ることができます。
皮膚のたるみが原因の場合(重要)、
- おへそ周りや下腹部がシワっぽい
- 皮膚が余っている
- ダイエットしてもハリがでない
この場合は、ダイエットや脂肪吸引では改善しません。むしろ、脂肪を減らすことで余計にシワが目立つ可能性があります。
解決方法
タミータック(腹部形成術)
ロシッククリニック銀座
タミータック (お腹のたるみとり/腹部形成術)
タミータックは、
- 余った皮膚を取り除く
- 必要に応じて脂肪も調整
- ゆるんだ筋肉を縫い寄せて引き締めることで、お腹全体を根本から改善する治療です。
さらに、帝王切開の傷跡をきれいに整えることも可能です。
※筋肉のゆるみ(腹直筋離開)
妊娠により、お腹の筋肉(腹直筋)が左右に開いてしまうことがあります。これを腹直筋離開といいます。
- お腹に力が入らない
- 前にぽっこり出る
といった原因になります。タミータックは「腹直筋離開」の治療も同時に行うことが可能です。
③ 後ろ姿(腰・ヒップ)の変化
見落とされがちなポイントですが、体型の変化は後ろ姿にも現れます
よくある変化
- 腰回りに脂肪がつく
- くびれがなくなる
- お尻が垂れる
- 横に広がって四角い形になる
特に日本人女性では、骨格ウェーブ・安産型体型の方に多く見られます。
治療方法
後ろ姿は、ウエストとヒップをセットで整えることが重要です。

施術内容:ブラジリアンバットリフト
リスク:内出血、血種、感染、痛み、傷口の赤み、硬さ、しこり、色素沈着、皮膚の知覚低下・過敏、左右差
費用:1,210,000円モニター割引あり
- 脂肪吸引(腰・外もも)→くびれを作る
- ブラジリアンバットリフト(脂肪注入)→自分の脂肪で自然な丸みを作る
- ヒップディップス治療→横のくぼみを改善し、なめらかなラインへ
ロシッククリニック銀座では、「大きさ」ではなく、小さくても丸く、自然で美しいヒップラインを重視しています。
マミーメイクオーバーの本質
マミーメイクオーバーは、
- バスト
- お腹
- ヒップ
を別々に治療するのではなく、全体で整える医療です。
そして大切なのは、原因に合わせた治療を選ぶこと
- 脂肪なのか
- 皮膚なのか
- 筋肉なのか
これを正しく見極めることが、仕上がりを大きく左右します。
監修医師紹介
ロシッククリニック銀座
小山麻衣 医師
- 日本形成外科学会専門医・指導医
- 2児の母でもあり、自身も産後の体型変化を経験し、マミーメイクオーバー治療を経験している。
専門医としての視点だけでなく、母として・患者としての実体験も踏まえた提案が可能です。
産後の体型に悩む女性に寄り添い、無理のない自然な変化を大切にした治療を行っています。
よくある質問(FAQ)
マミーメイクオーバーは一度にすべて行うのですか?
必ずしも一度に行う必要はありません。
体調やライフスタイルに合わせて、段階的に行うことも可能です。
出産からどれくらいで治療できますか?
一般的には、授乳終了後・体重が安定してから(目安6ヶ月〜)が推奨されます。
ダイエットしてからの方がいいですか?
はい。体重が安定している方が、よりきれいな仕上がりになります。
傷跡は目立ちますか?
施術によって異なりますが、できるだけ目立たない位置や方法で行います。
産後でなくても受けられますか?
はい。加齢や体型変化によるお悩みに対しても、同様の考え方で治療可能です。
まとめ
マミーメイクオーバーとは、産後の体型変化を、医学的に“元に戻す”ための治療です。
そしてそれは、単に見た目を変えるだけではなく自分の身体をもう一度好きになるための選択肢でもあります。