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肋骨セットバックを受けるうえでのご不安

2025.10.25

①コルセット

「コルセットを最低3か月つけるってできるだろうか」

実際にカウンセリングに来てくださった方からも、そういったお声が多く寄せられています。

 

確かに、普段コルセットなどの補正下着をつける習慣がない方にはなれない時期があります。

私(小山)は慣れていなかったので、大体2週間くらいは苦しいな、という印象でした。

でも、1カ月もたつと慣れてきて、あまりコルセットをつけていることは意識しなくなってきました。

3か月と聞くと長く感じますが、途中から生活の一部になってしまう感じです。

この手術で一番大事なポイントですので、ここは頑張ってください!

 

②運動制限

運動習慣がある方にとっては、手術の後、軽い運動が1か月後から、激しい運動が3か月後からというのがネックになるようです。

これについては、安静のために仕方がないのです。

肋骨には筋肉が付着していますので、一見関係ないように見える運動でも負荷がかかる可能性がありますし、コルセットのため、ピラティスのような体を曲げる運動もできません。

一か月間は日常動作のみですが、一か月を過ぎたところから痛みがない範囲で少しづつ軽い運動が可能になります。

あくまでも痛みが出ない範囲内でになりますが、私自身はウォーキングや軽めのスクワット、息が上がりすぎない程度での縄跳びなどをしています。

キックボクシングも習っていましたが、こちらは3か月間我慢しています。

 

③痛み

個人差が大きいところになりますが、受けた方のお話を総合するとこのような感じです。

 

・翌日~1週間:痛み止めを内服していた方がラク。普通にしていると痛みは少ないが、体をひねったときなどに痛い。

・1~3週間:痛み止めが必要なくなる方が多い。起き上がるときなど力がかかると痛い。

・3~4週間:起き上がるもの大丈夫になってくる。時々違和感を感じる程度。

 

何が一番痛いかとお聞きすると、皆さん、「くしゃみ」と言われます。

1か月ほどすると、くしゃみの痛みもだいぶ軽くなってきます。

 

特に痛みが強い最初の数日間、必要があれば手術部位に痛み止めを注射で追加することもできます。

痛みの種類としては、強めの筋肉痛のような鈍痛です。

 

私や肋骨セットバックを受けたスタッフは、2日後から仕事はできていましたが、

デスクワークの方は4日前後お休みがとれると安心かなと思います。

 

 

 

 

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