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コラム

肋骨セットバック、どんな人がカウンセリングに来るの?

2025.10.13

肋骨セットバックのカウンセリング、連日ご予約いただいておりますが、どのような方が来られているのかお話していこうと思います。

 

〇「やせたのにくびれができない」

このフレーズにピンと来た方はまさに肋骨セットバックの適応であることが多いです。

「ウエストラインは運動や脂肪吸引で作れるのでは?」

と考えられる方は多いと思います。

しかし、カウンセリングにいらっしゃる方の多くは、

・すでにダイエットや筋トレでやせている

あるいは

・脂肪吸引を受けた経験がある

という方々です。

 

それでもなお、体の側面のラインが、胸から腰・お尻にかけてが真っすぐなシルエットで、くびれのカーブが出にくい。こういった場合は、骨格そのものがウエストラインを制限していることが多く、肋骨セットバックがとても有効になります。

 

〇「もともと細身でくびれもあるけれど、さらにくびれを強調したい」という方

このタイプの方は脂肪組織がすでにかなり少なく、脂肪吸引などではこれ以上の変化が難しい状態です、

そのため、これ以上細くするとなると、骨を扱うしかない、ということでカウンセリングに来られます。

一つ目のタイプの方に比べて、術前術後の変化量としては小さくなりますが(すでにくびれているため)、他の方法ではこれ以上の細さを目指せないため、このような方も適応となります。

 

〇「今そこまで痩せているわけではないけれど、一回で大きくボディラインを変えたい」という方。

このケースでは、脂肪吸引と肋骨セットバックを併用します。

肋骨セットバックは万能な施術ではありません。

骨は脂肪より深いところにあるため、脂肪がある程度の厚みがある方に行っても変化が感じにくいからです。ただ、脂肪吸引と併用することで、単独では叶えられない劇的な効果を得ることができます。

また、この場合、脂肪を取るときもただ取るわけではありません。肋骨セットバックで変化する部分と腰のラインを見ながら、美しいカーブを描くようにデザインを行い、吸引します。

取るところはしっかり、残すところは残す。

それにより、脂肪吸引単独では実現できないドラマティックなウエストラインを作り出すことが可能になります。

 

〇「バットリフトと一緒にしたい」

実は、肋骨セットバック、バットリフトとの相性が抜群なのです。

ウエストをしっかり引き締めることでヒップラインがより丸く、美しく見えるため、お尻の手術を検討されるような体のラインに対する意識が高い方は、ヒップと同時に肋骨セットバックをご希望される方が多くいらっしゃいます。

場所が近いためダウンタイムをまとめることもできるという点でも、相性が良い施術になります。

 

〇トランスジェンダーの方のボディライン形成

肋骨セットバックは、トランスジェンダーの方からのご相談も多いです。

骨格的に、筋トレやダイエットなどの努力ではくびれができにくい場合が多く、ウエストラインをより女性的、曲線的に整えたいという希望の方からのお問い合わせを多くいただいております。

この場合、四角く見えやすいお尻から丸みのあるお尻を作るバットリフトとの相性がやはり良いことが多いと思います。

もちろん豊胸も同時にできますのでご相談ください。

 

このように、脂肪や筋肉だけではアプローチできない「骨格の領域」に踏み込むことで、これまでになかった新しいボディラインのデザインが可能になります。

 

*ここでは便宜上、「トランスジェンダー」という言葉を使用していますが、すべての方の多様なアイデンティティを十分に表現できているわけではありません。わかりやすさのために用いていることをご了承ください。

 

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